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2007/11/30

速報! 米政府がサブプライム問題の解決に本腰か!?

サブプライムローン借り手救済計画、年内に準備整う=米財務長官

いよいよアメリカ政府が、サブプライムローン問題の根本治療に乗り出すようです。
上記記事を要約すると、以下のようになります。

◇サブプライムローンの金利上昇を見直す
◇これは年内に準備が整う


金利上昇を見直すポイントが、上昇を一時的に見送るのか、上昇の仕組みそのものを見直すのかは読み取れませんでした。
しかし、これから本格的に始まるサブプライムローンの金利上昇と、それに伴う不払い破産に、猛烈なSTOPを投げかけることは間違いありません。
米ドル利下げ期待にこの報道がプラスされれば、相乗効果を伴って市場は急速に回復へ向かうんじゃないかと思われます。

■懸念点が1つ


サブプライムローンの未返済者、不払い者が減るのは、我々投資家の観点からすればありがたいことです。
巷を賑わす金融不安は、かなり解消されることでしょう。

が、しかし。
サブプライムローンを貸し出している側からすると、コレはどうなんでしょう?

貸し出し側は、当然金利上昇分も頭に入れて、会社経営をしているはずです。
それだというのに、いきなり政府が

「おい! 借主が仰山返せへんから金利上昇ちょっと待ちーな!」

などと強権発動されたら、貸し出し側は商売上がったりです。

仮に政府からその分の補填金が出るとすれば、さらに話は深刻です。
補填金だって何もないところから出せるものではありません。それはアメリカ国民の血税から払われるはずです。

「何故にまっとうな金利を払っている俺らが補填せにゃならん?」

と思うのが普通でしょう。

株式投資での損失を補償する人間・機関は、基本的に存在しません。
リスクある商品で損失を出したならば、それを甘んじて受けるのが投資というものです。

サブプライムローンも然り。厳しいようですが、そういうローンを組んでしまったのは本人責任です。
それを「払えないから」という理由で助ける存在があっていいものでしょうか?

いや、このままではアメリカ経済基盤が危険だからこその今回の措置だとは、一応理解してはいるんです。
しかし「ちょっと甘いかなぁ」という気がする訳ですよ、私は。


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2007/11/30

楽天証券から新海外ETF 米小型株?

楽天証券がまた新たに1本、海外ETFを取り扱うとのことです。

iShares Russell 2000インデックス・ファンド (IWM)

Russell 2000というのは、アメリカ小型株の時価総額指数です。2000は取扱い銘柄数を表してますので、

◇アメリカ小型株に分類される2000銘柄に分散投資しますよ

という事です。
まあ2000というのは設定当初の数字で、今は割と流動的だそうです。

Russellインデックスはアメリカ株式市場を網羅的に押さえていることで知られており、他にもRussell 3000やRussell 5000などが存在します。

しかし、野村アセットや日興アセットの日本小型株ETFといい、今回のRussell 2000 ETFといい、最近小型株ブームなんですかね?

■アメリカ小型株パッシブ運用の優劣は?


丁度タイムリーに、ここ最近、アメリカ小型株投資に関して色々と調べていました。

iShares S&P SMALLCAP 600 (IJR)
バンガード・スモールキャップ・インデックスファンド (NAESX)
iShares Russell 2000インデックス・ファンド (IWM)

今回のIWMも合わせると、これでアメリカ小型株パッシブ運用は3つになった訳です。

管理コストは上から順に0.20%・0.83%・0.20%。やはり管理コストはETFに分があります。
一方、NAESXはノーロードファンドで、割と小額から投資することができるメリットがあります。

以上を踏まえた上で、過去の成績を見てみましょう。

US_SMALL

あれ? これは以外な結果が出ました。IJRの1人勝ちです。
前に調べた時はIJRもNAESXも大差なかったのですが…?

と思ったら、これはチャート期間の問題でした。
過去5年ではIJRとNAESX、ついでにIWMにもあまり差はありません。しかし期間をMaxの7年にしただけで、ここまでの差が出てしまうのでした。

しかしここまでIJRが圧勝するとは。これはベンチマークの差か、はたまた運用会社の差か。
いや、NAESXの運用会社はパッシブ運用最大手バンガード社なので、運用会社の差というのは考えづらいです。
そうなると、これはベンチマークの差ということになりますね…。

色々調べてみると、Russellインデックスは網羅的すぎるあまり、銘柄入れ替えが結構頻繁に起こるようです。
銘柄入れ替えにかかる売買手数料もありますが、問題は他にあります。

例えば今まで中型株だったものが、時価総額下落により小型株に下がったとします。
そうなると、Russell 2000をベンチマークにしているファンド・ETFは、新たな対象となった小型株を組み込む必要が生じます。

それに乗じた投資家が先回りして対象銘柄を買い、高値に釣り上げておけばどうでしょう?
ファンド・ETFは、否応無くその割高銘柄を購入せねばなりません。

投資家は先回りできますが、ベンチマークは先回りできません。この構造・時間差を狙った投資法です。
これを「コバンザメ投資法」といいます。

組み入れが多いということは、この投資法に引っかかる機会も増加することを意味します。
特に小型株は流動性が低いため、買占めによる価格釣り上げ効果が高いはず。
コバンザメ投資法の餌食になりやすいんですね。

まあ事の真偽はさておき、同じアメリカ小型株という対象において、過去成績でこれ程の差が出ているのです。しかも管理コストは同じ。
どうせ買うならIWMではなくIJR、という結論に揺るぎはないでしょう。


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2007/11/29

ジョインベスト証券も手数料キャンペーン実施!

最近各証券会社で、投信手数料キャッシュバックキャンペーンを行っています。
しかしその大半は半額キャンペーン。フィデリティの全額キャッシュバックの敵にはなり得ませんでいた。

が、ここにきて伏兵現る。
ジョインベスト証券が、全額キャッシュバックキャンペーンに打って出ました。対象銘柄は以下になります。

投資信託 買付手数料キャッシュバック!

期間は2007/12/3 - 2008/1/31。フィデリティとだだ被りです。ズラしてくれれば嬉しかったのですが。

さて、そのファンド内容を見るに、フィデリティと大差はありません。
しかし買付け手数料がフィデリティと比べて若干高目のものが幾つかあります。
例えばBRラテンアメリカファンドは、フィデリティなら1.05%ですが、ジョインベストだと3.15%です。

「どうせキャッシュバックされるんだし、いいんじゃないの?」

などと考えている人は居ませんね?
いくらキャッシュバックされるといっても、手数料が高いと購入時点の口数が少なくなってしまいます。その分不利ということです。
また、消費税分はキャッシュバック対象になりませんので、0.10%分の差が生じます。

ただし、手数料が同じであれば、ジョインベストには

◇ネット即時入金

という強みがあります。フィデリティだとわざわざ振り込まねばならないので、手数料が掛かってしまうのです。
(私は新生銀行を使っているのでタダですが)

取扱いファンド自体は大差ないので、手数料を確認の上、自分が便利と思う方を選べば良いと思います。

また、ジョインベストは今なら口座開設+5万円入金で、5000円を確実にゲットできます。これは絶対貰っておくべきです。
そして貰ったならば、大人の対応として5000円分はファンドを買ってあげましょう(笑)


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2007/11/29

大反発! しかし油断は禁物

NY市場は連日の反発。ダウ平均は

◇+331.01ドル(+2.55%)

という超反発で終了しています。
これに呼応してヨーロッパも大幅続伸。本日のアジア市場もこの流れを順風満帆に受けると思われます。

原因として挙げられるのは、主に2つ。

◇アラブ首長国連邦アブダビ投資庁が米シティに出資
◇FRBコーン副議長による利下げ含み発言


前者は一昨日、後者は昨夜の市場に大きな影響を与えました。
前者は兎も角、アメリカ利下げ期待で株価が上がる、という流れは長続きするのかいな? という疑念が強いです。

実際、アメリカの経済指標は最近になっても弱ぶむ一方です。アメリカ景気後退懸念は、まだまだ強いと言えるでしょう。

この景気後退の要因筆頭は、勿論サブプライムローン。そしてもう1つが原油高騰です。
サブプライムローンに関しては、最早見守る以外にどうしようもありません。損失額の全貌が見えない以上、何時でも火が吹く状態に変わりはないのですから。

しかし、原油高に関しては改善見通しが出てきたんじゃないかと思います。カナダドルの下落はその兆候ではないかと。

一時は1バレル100ドル突破目前だった原油高が収まれば、コモディティ価格全体が押し下げられるでしょう。
そうすれば一般家計はもとより、原油高に苦しんでいる中小製造企業も大助かりってなもんです。
原油バブルに流れていた投資金が株式市場に戻れば、さらなる活気が期待できます。

しかし、FRBが追加利下げを行えば、原油価格はさらに高騰するかもしれません。ドル安⇒原油高という負のスパイラルが再燃するからです。
この場合、株価は一時的に急進すると思いますが、長続きはしないんじゃあないかと踏んでいます。
少なくとも原油価格が高まり続ける限りは。

■景気の先行きを心配する訳


何故ここまで景気の行く末を調査しているかと言うと、今週初めのアメリカ相場が下落した際、

「ここがバリュー的買い相場!」

と見て、今まで足を溜めていた流動資産を全て株式市場に注入したからです。

バンガード・スモールキャップ・インデックスファンド
FWF エマージング・マーケット・ファンド
フィデリティ・EMEA・ファンド

この3つに乾坤一擲、全力投資です。
一昨日・昨日の大反発前に購入したので、大幅反発の恩恵を最大限受けています。
が、ちょっと戻りが急激すぎ。私としては、

◇前回までの0.75%利下げから、資金的には景気復活の余力十分
◇原油バブルの解消とともに、景気はゆっくり回復


という、半年程度を目安とした上げ相場を意識しての投資タイミングでした。
FRBの利下げ観測は市場を沸騰させすぎるので、ちょっと頂けない発言です。

12/11がFOMC実施日なのですが、ここで利下げを断行するようであれば、年末年始に利確することも視野に入れます。
利下げせず、ここからまだ下がるようであれば、ゆっくり景気回復を待ちつつ追加投資です。


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2007/11/28

日興アセットから新興市場連動ETF!

米S&P・日興アセット、新興市場連動のETF

---------------------------------
米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)と日興アセットマネジメントは2008年春にも、ジャスダックや東証マザーズなど新興株六市場を対象に算出した株価指数に連動するETF(上場投資信託)を上場する。新興株の値動きを反映するETFの商品化は初めて。

指数は「S&P日本新興株100指数」。新興六市場に上場する約1400銘柄のうち売買代金など流動性の高い上位百銘柄を対象にS&Pが28日から算出する。金融庁の認可が得られれば同指数に連動したETFを日興アセットが組成し東証上場を目指す。
---------------------------------

もう読んで字の如く。
日興アセットがS&P社と手を組み、日本新興市場に連動するETFを組成・上場を目指すというニュースです。

どうでもいいのですが、私はよく「新興市場」を「新興国市場」と間違えます…。今回も間違えてちょっとがっかり。

しかし、日本の新興市場ETFというと、これはもはや日本小型株ETFと同義です。某ホリ●モン事件からここまで冷え込み続きの日本新興市場は、最近その割安さが注目されています。
今回のETF組成は、それを端的に示していると言えるでしょう。

言えますが、うーん、日本新興市場か…。
果たしてこれは投資になるのか、それとも投機になるのか? 微妙な所ですねぇ。

しかし野村證券以外でETF組成が始まったのは喜ばしいことです。これを機に、他でもドシドシETFを組成して頂きたい。質も大事ですが、量も大事なのです。
無論、投資の本命に躍り出るか、比較対象に甘んじるかは、組成元の努力次第ですが。

ん? 野村證券といえばラッセル野村小型コアETFも小型株ETFでしたね。
あんまり良い評判は聞かない(というより話に上らない)ETFですが、こことガチンコ勝負になるのでしょうか?


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2007/11/28

グローバルバリュー&中小型株インデックス投資

■バリュー・中小型投資の今までと今後


バリュー・中小型に特化した投資戦略は、過去を見れば市場平均を上回る成果を上げてきました。
そしてこれは、インデックス投資のバイブル「ウォール街のランダム・ウォーカー」にて著者バートン・マルキール氏も一定の評価をしています。

しかしマルキール氏は同時に、バリュー・中小型投資が今後も市場平均を上回るかは分からない、とも言っています。
確かに、過去の成績はあくまで過去のもの。過去と未来に因果関係が無いことは投資の基本であります。
バリューも中小型も、その時代でたまたま成功しただけなのかもしれません。

しかし私個人としては、バリュー・中小型投資にはある程度の優位性が説明できるのではないか、とも思っている訳です。

■バリュー株投資に対する私の考え


バリュー株投資は、かのウォーレン・バフェット氏が実践しており、市場平均を上回る高いリターンを上げている戦略です。
しかし、インデックス投資の基本理念は

◇市場は効率的である

です。本来の価値に比べて割安、というバリュー株自体、効率的市場から外れる存在です。
このバリュー的価値のある株が生まれるメカニズムは、果たして本当に市場に存在しているのでしょうか?

私はあると考えています。
まさに昨今のような下げ相場時に、バリュー株が作られているのではないか、と。

市場も元を辿れば一人一人の投資家の集まりです。昨今のようなパニック的下げ相場では、誰も彼もが冷静な判断を下せる訳ではありません。
また、業務会計上の理由により、有望株を大量に手放す企業・ファンドもあるでしょう。

つまり、本来の価値以上に株が売り込まれる、非効率的な市場が構成される場合もあるという事です。
これこそ、バリュー株が群れを為して作られる市場ではないでしょうか?

そして市場のパニックが冷め、冷静な判断を取り戻すと市場の効率性が回復されます。
それとともに、バリュー株も本来の価値を取り戻していくでしょう。

効率的市場の中からバリュー株を探すことは難しいかもしれません。
しかし、一時的な株価暴落をバリュー株群生成局面として捉えることは可能です。

この時、個別株でなく市場全体の指数を買うことで、バリュー&インデックス投資も可能であると、私は考えています。
また、中小型株の指数を買えば、それだけでバリュー&中小型株インデックス投資の出来上がりです。

■中小型株に対する私の考え


大型株に比べ、何故中小型株の累積リターンは大きいのか?
世のファンドマネージャーの調査力を甘く見ているかもしれませんが、これを私は以下のように考えています。

◇大型株式会社に比べ、中小型株式会社は調査の手が及びにくい
◇その結果、本来の価値より割安な、バリュー的価値のある株が多い


またこれとは別に、中小型株が大型株に勝る武器を備えているとも考えています。

大企業は、例えるならば多くの船員を有する大船です。
多少の嵐では沈まぬ安定感がありますが、それ故に細かい舵取りも必要無く、慣性で航海しがちです。

中小企業は、例えるならば少人数で操る小型船です。
船長がしっかりと舵を握り、船員一丸となって目的地を目指し、嵐をも乗り越えるでしょう。

つまりはモチベーション、ハングリー精神です。成長せんという気構えが上から下まで徹底できるのは、社員の少ない中小企業にしかでき得ぬ事です。
これは、先進国と新興国の関係にも似ていると思います。
私が新興国投資を好むのは、新興国の熱気とやる気に賭けたいという気持ちがあるからです。

また、中小型株インデックスに投資するならばコストも安くすみます。
指数全体を買うことで、ボラリティも多少は押さえられるでしょう。

但し、やはり中小型株のボラリティは相当大きいものです。
今まさに、米国小型株指数は年間の上昇分を吐き出し、マイナスに転じています。

今マイナスになろうとも、数年後の復活を信じて持ち続ける。
中小型株投資は、そういう時間的余裕と強き心が試される事でしょう。


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2007/11/26

楽天証券が投信スーパーステーションを設立

証券会社間で、後出しジャンケン合戦勃発でしょうか?
イー・トレード証券有するSBIホールディングスが先ごろファンドバンクを設立しましたが、楽天証券は

◇投信スーパーステーション

なるものを11/26から開始するそうです。
投信スーパーステーションのキーワードは「新興国」「ノーロード」。
「新興国+ノーロード」ではありません。セットになれば拍手喝采なのですが。

また設立を記念して、11/22-12/26まで申込手数料半額キャッシュバックキャンペーンを実施するとのこと。

ついでに、NIKKEI NETにはこんな記事も載っていました。

楽天証券、投信の品ぞろえ拡充

要約すると、「特定の販売会社用の専用投信などを除く公募投信を原則としてすべて取り扱う方針」だそうです。

ファンド取扱い数が増えるのは嬉しいのですが、元々国内の公募投信はパッシブ運用が少ないので、あまり旨みは無さそうです。
時代が求めているのは既存ファンドではなく、ファンドバンクのように新規のコスト格安投信、またはETFなのです。

とはいえ、投資環境の充実化は歓迎すべきことです。ノーロード投信が増えれば、確実に選択肢は広がることでしょう。

■特定の販売会社用、という定義


気になる点は、この「特定の販売会社用」という言葉。
真っ先に思いつくのは、マネックスのバンガードファンド、フィデリティのFWFといった外国籍公募投信です。
無理は重々承知ですが、一所にまとまってくれると実にありがたいです。


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2007/11/26

グローバル中小型株への投資方法

■米国 中小型株投資方法


米国への投資に限り、日本でもパッシブ運用する方法が存在します。

1.iShares S&P MIDCAP 400 (IJH)
2.iShares S&P SMALLCAP 600 (IJR)
3.バンガード・スモールキャップ・インデックスファンド (NAESX)

前者2つはETFで、それぞれ米国の中型株・小型株に投資します。信託報酬は0.2%と超低額です。
ネットでは楽天証券のみ、購入することが可能です。

後者はバンガード社のファンドで、MSCI USスモールキャップ1750インデックスに連動するよう作られています。
信託報酬は0.83%。こちらはマネックス証券のみで購入可能です。

また、アメリカへの投資としては

バンガード・トータルストックマーケット・インデックスファンド (VTSMX)

が非常に便利です。
米国の大型・中型・小型株を全て取り込んでいるので、これ一本で米国全株式に投資が可能となります。
信託報酬は0.79%。こちらもマネックス証券のみで購入可能です。

IVV、即ちS&P500という米国大型株価指数連動のETFと併せて、過去成績を見てみましょう。
(NAESXは、ほぼIJRと同様の成績であるため除外してあります)

US_BMS_TOTAL

これを見る限り、中小型株が大型・トータル株を圧勝しています。
VTSMXは時価総額に応じた比率で銘柄を組み入れるため、どうしても大型株寄りになってしまうんですね。時価総額では、アメリカは大型株で8割超を占めると言われています。

後分かることは、やはり中小型株のボラリティが大きいこと。
大きく上がる時は上がり、下がる時は大きく下げる、ジェットコースターのような軌跡です。

時価総額に応じて、という理論を守るのであれば、IVV+IJH+IJRを比率に応じて組み込む必要があります。が、アメリカだけでETF3本というのは売買手数料が掛かりすぎて現実的ではありません。

となると、中小型運用で現実的なのは

◇IVVにIJH or IJRを追加の2本立て運用
◇ミドルリスクミドルリターンのIJH1本運用
◇ハイリスクハイリターンのIJRかNAESX1本運用
◇多少コストが掛かってもVTSMX1本運用

のいずれかだと思います。

■欧州 中小型株投資方法


米国以外の先進国の中小型株というと、日本にはETFもファンドも存在しません。実に残念です。

唯一の希望は、ノーロードで欧州中小型株に投資できるアクティブファンドがあることでしょうか。

FWF ヨーロピアン・スモーラー・カンパニー・ファンド

スモーラーカンパニーと名乗りながら、中小型株に投資しています。
ベンチマークは名前通り「HSBC 欧州小型株 インデックス」を採用しているので、設定来では大きく遅れをとっています。欧州中小型のベンチマークは存在しなかったのでしょうか?
それでもここ3年はベンチマークを上回っている頑張り屋さんなファンドです。

何故か国別組入としてカナダやアメリカが入っています。どこがヨーロピアンやねん!
しかし喜ばしい事に、ロシア・ポーランド・トルコ、果てはエジプト・南アフリカまで組み込んでいます。ヨーロッパの新興国、いわゆるEMEA地域の中小型株も含まれるというのは素晴らしいです。

実質的信託報酬で1.93%と、アクティブにしては割と抑え目。ノーロードで信託財源留保額もゼロ。分配金も殆ど出していない秀逸なファンドです。これはフィデリティ・ダイレクトでのみ購入できます。

これを積み立てつつ、ヨーロッパ、または先進国全体の中小型に投資可能なETFが出るまで待つのが最善と思われます。
出なきゃ出ないで、別にこのファンド一本でもいいでしょう。

■新興国 中小型株投資方法


残念ながら日本では投資する方法は存在しません。
しかしアメリカには、新興国の小型株に投資するETFがあるそうです。

それでなくてもボラが高い新興国の、さらに小型株に特化するとは…。どれ位のボラリティになるのか想像もつきません。スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフルハイリスク&同リターン。
数年後に倍になるか、それとも半分になるか。未来はこのどちらかだと思われます。


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2007/11/24

グローバル中小型株投資について

株式は、時価総額に応じて大型・中型・小型に分類されます。
そして、投資の世界においては

◇大型 < 中型 < 小型

の順にリターンが大きくなることが知られています。

但し、これはその分リスクが大きくなるからです。
リターンの影には、その分だけのリスクがあるもの。リスクプレミアの分だけ、リターンがある訳です。

何がリスクかというと、中小型株は大型株に比べてボラリティ(値動き幅)が高いことが挙げられます。
要するに、上がる時は急上昇し、下がるときは急降下するのです。
丁度、先進国を大型株、新興国を中小型株、と考えると分かり易いんじゃないかと。

先進国に関しては、中小型株に関して以下のインデックスが存在します。

◇S&P ミッドキャップ400指数
◇S&P スモールキャップ600指数
◇HSBC 欧州小型株 インデックス


私が知らないだけで、他にも

◇アメリカ以外の先進国の中小型インデックス
◇新興国の中小型インデックス


などが存在するはずです。

■中小型株インデックスを加える意義


中小型株は大型株と比べて、リスクプレミアが付くためより多くのリターンが見込めます。
しかし、リターンだけがポートフォリオに組み込む意義ではありません。

例えば、IVV+EFAやMSCI KOKUSAIインデックスファンドは先進国投資の基本ですが、実の所その投資は

◇時価総額順で、全体の85%までをカバー

という方式に則っています(85%カバーはiSharesETFの基本理念です)。

例えばIVVのベンチマークS&P500は、アメリカ大型株インデックスといっても差し支えありなく、中型株ですら殆ど含まれません。
なにせアメリカの大型・中型・小型のトータルインデックス銘柄数は、3000とも5000とも言われているのですから。

EFAの組み入れ銘柄数は約920。アメリカとその他先進国の時価総額比率が50:50であることを考慮すると、やはり殆どが大型株であり、含んでも中型のごく1部であると考えられます。

MSCI KOKUSAIの銘柄数は約1500。IVV+EFAの組み入れ銘柄数が約1420だと考えると、日本を除いた分を考慮してもIVV+EFAと殆ど同じでしょう。

つまり、この基本投資は先進国全体の大型株インデックスに偏りがちで、中小型株はカバーされにくいのです。

従って、中小型株をポートフォリオに加えることで、大型・中型・小型に満遍なく投資できることになります。
リスクをより分散しつつ、全体リターンの向上を図るという意味があるのです。

そして例によって、これはパッシブ運用とアクティブ運用、どちらとも組み合わせることが出来ます。

◇中小型株 & パッシブ運用
◇中小型株 & アクティブ運用


幸いバリュー投資と比べて、中小型株&パッシブ運用するに方法は若干ながら存在します。中小型&アクティブ運用であればもう少し幅が広がります。
次回では、その投資方法に関して具体的に検討していきます。


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2007/11/22

バリュー&アクティブ運用 総合考察

これまでで、

◇日本株バリュー投資
先進国株バリュー投資
新興国株バリュー投資

の3クラスのバリュー&アクティブ運用について考察してきました。
全体を通して分かった事は、

1.コストが高い
2.バリュー効果が無くなった時点で売買が発生する

という2種のネックがあるということです。
これは、パッシブ運用の大前提である

1.コストの安さが重要である
2.売買を発生させず、長期保有することで税金の繰り延べ運用ができる

に真っ向反します。
これを踏まえた上で、それぞれの運用方法の是非を考察していきます。

■日本株バリューファンド運用:△


コストはパッシブ運用に比べて高目ですが、信託報酬1.0%というのは許容範囲内だと思います。
加えて、さわかみファンドならばノーロードです。

日本のバリュー投資に関しては、このファンドの積立が一番無難なのではないかと思います。何より楽ですし。
バリューを追い求めても、期待リターンが泣けるほど少ないのが難点といえば難点です。

■日本株個別株運用:×


信託報酬はゼロですが、売買による税金発生は避けがたく、結構手間が掛かります。
それに、S株といえども20銘柄に分散投資するのにはまとまった資金が必要となります。大体20万円程度でしょうか。

日本株式に対してどの程度資産を割くのかは人それぞれですが、今の日本経済を見る限り、私としては貴重な20万を突っ込む気はありません。
日本最高峰のバリューファンドがどれだけ頑張っても、年間で1桁台の成長しか見込めないというのが今の日本経済の弱さを如実に表しています。

面白い案だとは思うので、日本株にもう少し期待が持てるようになったら試してみたいと思います。
何年先になるかは分かりませんが。

■先進国バリューファンド運用:×


コストの高さがネックですが、1つのファンドを積み立てるだけで良いので、楽は楽です。
信託報酬2.0%というのも、ギリギリ許容できる範囲です。

ファンドの売買が発生せず、本来ならであれば税金の繰り延べ効果も期待できる…はずでした。
残念ながら、朝日Nvest グローバル バリュー株オープンに関しては年一回、大量の分配金を出すので、この繰り延べ効果も効果半減してしまうのです。

特に、来年以降で分配金に20%の税金が課せられるようになると、これは深刻です。
せめてこの分配金を小額にしてくれれば、と思うのですが…。

別に毎年一回多量の分配金を出す、という制約は無いので、運用会社が分配金の愚を悟ってくれれば改善される可能性はあると思います。
運用会社、というより日本の投資家が、というべきなのかもしれませんが。

分配金の問題が改善されたならば、改めて考えてみましょう。

■新興国バリューファンド運用:○


コストが高く、かつ定期的に売買が発生してしまいます。
ただ、EEMの積立と割り切って運用するのには適しているのではないかと思います。

EEMは、複数の新興国にまとめて投資できる便利なETFですが、1つの大きな問題を抱えています。それは株価時価総額に応じた比率で投資してしまうことです。

時価総額が大きい国はそれだけ成長した国ということ。EEMを購入すると、その国に対する投資比率が大きくなります。
これはバリュー投資と真っ向逆の、グロース投資に他なりません。

つまり、EEMはグロース投資特有の、成長株(国)の急落リスクを抱えていることになる訳です。
今まさに、中国の組み入れ比率がトップなのがその証です。

これを緩和する意味でも、時価総額が低く低PERの国に投資しておくことは、リスク分散となります。
どうせ積み立てるのであれば、リスクの分散も一緒にしておいた方が、いざという時の保険になるでしょう。

■まとめ


うーむ。
色々考えましたが、有用なバリュー&アクティブ運用は確立できませんでした。やはりアクティブ運用には限界があります。
IVEとEFVの登場を気長に待つとしましょう。

さて、バリュー&パッシブ運用という、低コストかつ普通のインデックスを超え得る投資は、いまだ日本では果たせないという悲しい現実が再認識できました。
アメリカに証券口座を開くという荒業をこなせば投資可能ですが、私はそこまでやる気は毛頭ございません。
当方、グローバル投資を志しながら、英語は大の苦手なのであります。

ではバリュー投資以外に、低コストでインデックスを超え得る投資方法は無いのでしょうか?
その方法を求め、次回から

◇グローバル中小型株インデックスへの投資

について考えていきます。


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2007/11/21

新興国株のバリュー投資

新興国のバリュー株価指数はあるのか?
世界的には、どんな些細な株価にも指数が作られている以上、

◇MSCI エマージング・バリュー・マーケット

なる指数があって当たり前ですが、ザッと調べた限りでは見当たりませんでした。

最も、新興国インデックスファンドすら存在しない日本に、よもやエマージングバリューに連動するファンドなどあるはずもなく。
現実的には、各国株価指数のPERを調査し、低PERの国々にファンドでスポット投資するのが唯一の策だと思われます。

ちなみにPER(株価収益率)とは、

◇時価総額÷純利益

で算出される値で、主に株価の割安性を示す指標になります。
PERが低ければ低い程、その株価(株価指数)は割安ということです。

幸い、新興各国に投資するファンドはアクティブ運用ながら数は揃っています。
ちなみに、各国のPERを調べるには

キャピタル・パートナーズ証券株式 世界株価指数(*注 PDF)

が便利です。
リンク先「BRICs投資信託情報局」で教えてもらったこのファイルは毎日自動で更新され、各国のPERを調べることが可能。
私は毎朝、これを見るのが日課になっています。

この中から低PERの新興国をチョイスし、高PERになるまで放っておけば、新興国バリュー投資いっちょあがりです。

■現在のPER状況:BRICsとその周辺諸国


2007/11現在、BRICsのPERは以下のようになっています。

◇ブラジル 13.89%
◇ロシア 12.73%
◇インド 23.62%
◇チャイナ/ハンセン 19.23%
◇チャイナ/H株 23.27%
◇チャイナ/上海 43.14%


私がインド・中国を避けているのは、PERが高いというのが主要因。特に上海の43.14%というのは、控えめにいってもバブル寸前です。これでまだ一時よりマシな数値というのが何ともはや。
このことから、インド・チャイナはまさに「グロース」に分類されると思います。

バリュー投資の観点からすれば、BRICsで押さえるべきは

◇ブラジルを含めた南米
◇ロシアを含めた東欧


になります。
南米としてはメキシコ、東欧としてはハンガリーやトルコも低PERなので、地域で押さえるとリスクが分散されていい感じです。

但し、ブラジルはアメリカに近いという地政学リスク、ロシアは資源価格に左右されやすいという資源価格リスクがあります。
また、ブラジルも実は原油高騰の恩恵を多大に受けており、原油価格リスクを抱えているという話もチラホラ。

他、東・東南アジアや南アフリカも低PERですが、アジアはどうしても中国経済に左右されやすく、南アフリカは医療や治安に問題を抱えています。

まあ新興国は大なり小なりリスクが付き物。リスクのない新興国は基本的に存在しません。
そのリスクを許容するのが新興国と付き合うコツであり、だからこそEEMなどで幅広くリスク分散するのが最良と思う次第。

低PER戦略はどこにいった?という感じですが、各地域に対して積立投資するのは、資金面で難しいという現実もあります。
まずは南米・東欧・アジアを中心に積立を組むのが妥当な所でしょう。

■新興国にこそ求められるバリュー投資戦略


余談ですが、現在新興国にはせっせと投資マネーが、過剰ともいえるほど流入しています。
そのため、国単位だけでなく、企業単位でPERが上がりすぎな所もあるのです。

そういうバブリー&バブラーな企業を避けつつ、かつ新興国全体に投資するためにも、新興国バリューインデックスと、それに連動するETFが求められると思う訳です。
これはもうバークレイズ社に望みを託すしかありません。iSharesシリーズでの組成を強く希望しております。


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2007/11/19

先進国株のバリュー投資

先進国には、分かり易くiSharesシリーズでこんなETFが存在します。

◇iShares S&P 500 Value Index (IVE)
◇iShares MSCI EAFE Value Index (EFV)


名前から分かる通り、IVVとEFAのバリューインデックスETFです。
IVV vs IVE、EFA vs EFV で過去成績を比較してみましょう。

US_INDEX EFA_INDEX

EFVはまだ運用実績が浅いですが、概ねバリュー型が普通のインデックスを上回っているのが分かると思います。
が、例によって日本ではまだ購入することが出来ません。
投信にしても、インデックスファンドはおろか、これをベンチマークにしているアクティブファンドすら探すのに苦労する有様です。

それでもパッシブ運用が存在しない以上、アクティブファンドに活路を見出す以外道はありません。
日本株のように、個別株を買い揃える訳にはいきませんので。

■先進国バリュー&アクティブファンドを探す


アクティブファンドの中で、グローバルバリューを明確に謳っている一番有名なファンドは

◇朝日Nvest グローバル バリュー株オープン

です。
しかしここ最近の信用縮小で大きな痛手を負い、ここ1年ではMSCI KOKUSAIインデックスファンドに後塵を拝しています。
恐らくですが、アメリカに50%、しかも金融株の比率が多かった事に起因していると思われます。

それでも過去成績はインデックスを上回る成績を上げており、バリュー効果は上々のようです。
このままこのファンドが沈みっぱなしということはあるまい、と思うのであれば、このファンドを積み立てるのが先進国バリュー投資、唯一の道かと思います。
先進国だけでなく、新興国も10%程度カバーしてくれるのも大きな特徴です。

実質的信託報酬でも2.0%に届かない位で、かつ毎月分配型でもありません。
長期保有の条件はスレスレで満たしているんじゃないかな、と。

まあ、パッシブ運用と比べて信託報酬が結構高いのと、分配金が多額なのは明らかにネックです。
バリュー効果がこの2つに打ち勝てるかが鍵となるでしょう。


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2007/11/17

日本株のバリュー投資

実の所、日本株にも立派なバリュー株価指数が存在します。

◇Russell/Nomura Total Market Value インデックス

などがそれに当たります。
しかしせっかく指数が用意されていながら、これに連動するファンド・ETFはありません。何のために作ったんでしょうね…。
まあ、裏ではこの指数を参考にしながら、表向きはアクティブ投信として信託報酬を高目にしているファンドもあるかもしれませんが。

愚痴っていてもしょうがないので、日本株バリュー投資を実現する手立てを考えていきましょう。

1.バリューアクティブ投信に投資する
2.バリュー個別株 数十種に投資する


■バリューアクティブ投信に投資する


日本株でバリュー的投資を謳っているファンドは数多く存在します。
その中で手数料と実績を考えると、候補は大体2つに絞られます。

◇アクティブバリューオープン『愛称:アクシア』
◇さわかみファンド


両ファンドとも、信託報酬は大体1.0%。日本株式ファンドでもトップクラスの過去成績を持つファンドです。
ここ1年でTOPIXインデックスファンドが1.0%の値上がりに対し、アクシアは14.8%、さわかみファンドは4.6%という実績です。

アクシアは生憎ノーロードで取り扱っている会社が存在しません。最安でフィデリティの1.05%です。
大型株比率が高く、上位組み入れ銘柄はTOPIXと近いものがあります。

さわかみファンドは、ファンドマネージャー澤上氏の投資哲学に惚れ込む人も多く、尋常でない純資産額を誇る一大ファンドです。
現在300超の銘柄に投資しており、そのため最近はTOPIXインデックスと値動きがあまり変わらないという指摘があります。
しかし上位組み入れ銘柄は独自のものが多く、TOPIXとはかなり異なる構成となっています。

この2つのファンドどちらかに積立投資し続けるのが、最も手軽な日本株バリュー投資と言えるでしょう。

■バリュー個別株 数十種に投資する


「バリュー個別株をどこから探してくるんだ?」

という指摘もあるかもしれませんが、実際の所、見つけるのは実に簡単です。
前述した2つのファンドのレポートに、上位組み入れ銘柄と投資比率がばっちり載っているからです。

それを参考として上位10種ずつ計20種に絞り、比率に応じて投資すれば、お手製バリュー日本株投資は完成。
後は毎月のレポートを見て、積立銘柄を調整すればOKです。

1月単位のレポートなので、売り時買い時のタイミングはズレますが、上位5種は少なくとも半年以上変わっていません。
その程度のズレで大きく変わるような事はないでしょう。

最近は、個別株もS株(Small株)として1株単位で売買できます。
イー・トレード証券であれば、手数料は0.6%。仮に20万円投資しても、手数料はたったの1200円です。
1万円あれば投資できるので、月々の積立もお茶の子さいさいです。

この方法、なにより信託報酬がタダなのが大きい。自国株でわざわざ信託報酬を払うのは勿体無いです。

最も、上位10種ではアクシアに対しても50%程度、さわかみファンドに至っては15%もカバーできません。
どの程度差が出るのか、出るとして上なのか下なのか。それは神のみぞ知ることです。
しかし中々面白い方法ではあるかと思います。

■インデックスとの並行運用


どちらの方法を選択するにせよ、基本はTOPIXインデックスとの併用運用が望ましいです。比率的には50:50が良いのではないかと思っています。

市場平均値を確保しつつ、バリュー投資でインデックスのアウトパフォームを狙う。
これは日本株だけでなく、全てのアセットクラスの基本だと思います。

卵は1つの籠に入れる無かれ。

これは投資の鉄則であり、投資スタイルにも言えることなのです。

また2007/11現在、日本株式全体にバリュー的価値がある、との見解も忘れてはなりません。この場合、世界規模で見るとTOPIX一本でバリュー投資になるのかもしれません。


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2007/11/16

バリュー グロースという考え方

株式投資には、

◇アクティブかパッシブか

というスタイルとは別に、

◇バリューかグロースか

というスタイルも存在します。

バリューというのは、割安株への投資のことです。低PERの個別・国・地域株に投資する方法が一般的です。
グロースというのは、成長株への投資のことです。これといった指標はありませんが、時代時代の流行による所も多いと聞きます。

バリュー株はこれから対象株に適正価格が付けられることで、収益が望めます。
仕組み上、高値掴みすることはありませんが、適正価格が付けらるまで長期間かかったり、いつまでも価格が適正にならない場合もあります。

グロース株はこれから成長が期待できたり、まさに成長中の株に投資します。
その流れが続けば大きく設けられますが、ブーム去来による下落や高値掴みの危険性があります

リスクとリターンが図りにくいですが、長期的に見ればバリューが低リスク、グロースが高リスク、で問題ないでしょう。

過去データによると、

◇短期間ではグロース投資が勝つことがある
◇長期間ではバリュー投資に軍配が上がる
◇長期間ではバリュー・グロースともにインデックスを上回る
◇長期間ではバリュー>インデックス>グロースとなる


となっているようです。
(参考資料「外国株式バリュー運用」*注PDF, P2グラフ参照)

■バリュー・グロースとアクティブ・パッシブ


この2種4つのスタイルは、それぞれ組み合わせることが出来ます。

◇バリュー&アクティブ
◇グロース&アクティブ


は、バリュー・グロースそれぞれの観点で、個別株運用またはアクティブファンドに投資するスタイルです。
では

◇バリュー&パッシブ
◇グロース&パッシブ


とはどんなスタイルを指すのでしょう?
実は各国株価指数には、全株価指数の他、バリュー株価指数・グロース株価指数というものが存在するのです。
その指数に沿ったインデックスファンド、またはETFに投資すれば、これは立派なバリュー&パッシブ、グロース&パッシブ運用となります。

パッシブ運用がアクティブ運用に(主にコスト面から)長期的に勝る、という観点を踏まえると、最も効果的な投資法は

◇バリュー&パッシブ運用

になるんじゃないかと最近思う訳です。

しかし現在、バリューのパッシブ運用に投資する方法は日本には存在しません。
バリュー株価指数に連動するインデックスファンドやETFが存在しないのです。

投資先進国たるアメリカ・イギリス・香港などでは、このようなファンドやETFが当たり前のように売られています。
日本も早くそれに追いついて欲しいものですが、現状では難しいようです。

仕方がないので、日本・先進国・新興国の3クラスにおける、

◇バリュー&アクティブ運用

を、なるべくパッシブ運用に近い形で考えてみましょう。
ということで次回に続きます。


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2007/11/15

マネックスにMSCI KOKUSAIファンドが新規追加

マネックス証券が、2007年11月22日(木)から新規に10銘柄を取り扱うとのことです。

投資信託、10銘柄新規追加!今話題の環境ファンドも

あまり目新しいファンドはありませんが、唯一1つ、今までマネックス証券に足りなかったファンドが追加されます。

◇年金積立インデックスファンド海外株式(ヘッジなし)

MSIC KOKUSAI連動のインデックスファンドです。
信託報酬は 0.882% 。今まで代用していたトヨタアセットバンガード海外株式Fよりも安いですね。

これでマネックスでは、

◇日本株式
◇海外株式・債券


のインデックスファンドが、隙間無く揃ったことになります。

が、しかし。
すでにSBIファンドバンク

◇STAM グローバル株式インデックス・オープン

を信託報酬 0.777% で新規作成していますので、遅きに逸した感は否めません。

まあ、最近各証券会社が良質なインデックスファンドを相次いで取扱い開始しているのは嬉しい流れです。
こういう流れが、ETFに結びつけばもっと嬉しいのですが。

また、各指数に連動するベーシックなファンド・ETFが揃った昨今、次の段階として是非とも

◇エマージング株式インデックス
◇各指数のバリュー・グロースインデックス


に対応したファンド・ETFも視野に入れて頂きたいと思います。
特にバリュー系。私は非常に待ち望んでいるのですが、皆さんどうでしょう?


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2007/11/14

手数料革命! SBIファンドバンクとは?

----------------------------------
[2007/11/14追記]
SBIファンドバンクHPが開通したので、色々見た結果をまとめてみました。
まずは一言。

「口数指定が多ーーーい!!!」

イー・トレード証券もそうでしたが、口数指定だとドル・コスト平均法が実践できません。実に悪い体質を引き継いでしまったようです。
まあ、愚痴は一先ず置いといて、ファンドラインナップからノーロードを中心に注目に値するファンドを挙げてみました。

◇SBI資産設計オープン 【0.714%】
◇STAM グローバル株式インデックス・オープン 【0.777%】
◇STAM グローバルREITインデックス・オープン 【0.861%】
◇STAM TOPIXインデックス・オープン 【0.483%】
◇STAM グローバル債券インデックス・オープン 【0.672%】


全てノーロード。【】内は信託報酬。どれも格安ですね。
ちなみにSTAMは「住信アセットマネジメント」の略。
STAMファンドは、インデックスを中心とした、かなり秀逸なファンドに仕上がっています。

SBI資産設計オープン(資産成長型)は、国内外の、株式・債券・REITの6資産に投資するファンドのようです。マネ●クスの資産●計ファンドに、実に良く似ていますが…。
バランスファンドの中では格安の信託報酬。マ●ックスの資●設計ファンドの0.9975%より安いあたり、確信的なものを感じます。後出しジャンケン強し。
積立のみ金額指定で、普通に買うと口数指定です。

ちなみに、6資産全てに対して個々のSTMAファンドが存在します。で、このファンド通りの比率で購入すると、平均信託報酬は0.6321%になります。
このファンドの信託報酬は0.71400%であることを考えると・・・。ここ重要。テストに出ます(嘘)

STAM グローバル株式インデックス・オープンはMSCI KOKUSAIインデックスファンドです。信託報酬0.77700%は業界最安。金額指定でも購入可。これは使い出がありそうです。
同種ファンドであるステート・ストリート外国株式インデックス・オープンは口数単位のみですので、買うならSTMAファンドでしょう。

STAM グローバルREITインデックス・オープン は、日本初のグローバルREITインデックスファンドです。これは快挙と言えるでしょう。
信託報酬もインデックスファンドらしく、0.86100%とアクティブファンドの半分。金額指定で買えるのもポイント高いです。何度も言いますが、これが普通になって欲しいのですが。

他にも、STAM TOPIXインデックス・オープン が0.48300%、STAM グローバル債券インデックス・オープンが0.67200%と、どれも業界最安の信託報酬です。
STMAファンド、実に頑張っています。拍手ー。

長らく待ったグローバルREITインデックスファンドもあることですし、さっそく会員申込をしようと思います。

----------------------------------

本日14日、SBIホールディングスの子会社として

SBIファンドバンク(11/14 18:00開通確認)

という、投信専用株式会社が営業開始となります。
プレリリース

この会社の趣旨はズバリ

◇投資信託における「手数料革命」!

なんとも頼もしい意気込みであります。

実際の革命方法は、手数料のポイント還元という方式。

◇買付手数料:購入時の手数料の50%をポイント還元
◇信託報酬:信託報酬のうち販売会社取り分の20%をポイント還元


但し信託報酬還元は、信託報酬0.9%(税前)以下の場合は対象外だそうです。

買付手数料の半額がポイント還元、というのは嬉しいのですが、私の基準はノーロード。
0の50%は結局0ですので、あまり旨みはなさそうです。

やはり最大の売りは信託報酬のポイント還元でしょう。日本証券会社では初の試みだと思います。
但し「販売会社取り分」の20%という点に注意です。

販売会社取り分はファンドによって様々ですが、例えば三井住友ニューチャイナファンドの場合、

◇信託報酬:1.890%
◇販売会社取り分:約0.567%
◇実質的信託報酬:2.53%


ポイント還元は0.567%に対して20%なので、実質的信託報酬2.53%に対して0.113%が実質的な還元率となります。
び、微妙…。

信託報酬の販売会社取り分というのは、多くても1/3程度。
さらに保管費用や売買委託手数料という別途費用も掛かるので、販売会社取り分に対しての還元ではあまりお得にならないのです。
勿論、無いよりあった方がずっと良いのですけど。

後、気になるのはファンドのラインナップですね。
コスト重視の姿勢が溢れんばかりに見えるので、インデックスファンドが中核となるのでしょうか?

年々高くなり続けるファンド手数料に対し、ついに手数料革命を高らかに謳う会社が立ち上がりました。
コレを期に、会社間の手数料割引合戦、さらには米バンガード社ファンドのような、真のインデックスファンドの登場に期待したいと思います。

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2007/11/13

安定資産と為替リスク

ここ最近の急激な為替変動で、大きな損害を被った方も多いかと思います。

私はたまたまファンドをほぼ全て解約していた状態だったので、ファンドでの損害は殆ど出ませんでした。
その代わり、解約した資金で購入したEEMはかなりの被害を受けています。

まあETFは基本損益無視(どうせ売らない)資産なので、あまり痛手ではありません。
買い時を間違えたのは痛かったですが、この波を乗り越えて成長するのを気長に待ちたいと思います。

しかし今回の騒動で、為替リスクと安定資産に対する認識が新たになったので、これを機会に今の自分の投資方法を見直してみました。

■投資のリスク


投資の世界ではリスクが付き物であり、それは以下のように多岐に渡ります。

◇為替リスク
◇カントリーリスク
◇金利リスク
◇流動性リスク
◇インフレリスク
◇信用リスク


この中でリスクを取れば取るほどハイリスク・ハイリターンになり、逆にリスクを取らなければローリスク・ローリターンとなります。
とはいえ、全てのリスクが取捨選択可能な訳ではありません。アセットクラスによっては不可避なリスクも存在します。

これを踏まえて、株式・債券という2大アセットクラスとそれに対するリスクに関して考えてみましょう。

■株式のリスク


株式は基本的にリスクを取ってリターンを求めるアセットクラスです。
取捨選択できるリスクは

◇為替・カントリー

となります。流動性リスクは取らない事が基本です。

為替リスクを取らないとなると、選択肢は日本株式のみとなります。
しかし、現在の日本株が為替リスクの影響を受けないかというと、これは完全に否です。
円高に振れれば株価が下がる、という構図が完全に出来上がっています。

そうであれば、為替リスクを積極的に取る、即ちグローバル株式に投資するのは極自然な事と判断します。

また、新興国投資比率を高めることは、カントリーリスクを積極的に取るということです。
個人差はありますが、元々株式はリスクを取る資産である以上、ある程度カントリーリスクを取っても許容範囲内です。

ということで、現在の方針

◇ファンド・ETFによるグローバル株式投資(新興国比率高め)

という投資方法に問題はなさそうです。

■債券のリスク


債券は基本的に安定資産、なるべくリスクを取らないアセットクラスです。
取捨選択できるリスクは

◇為替・カントリー・金利・信用

となり、安定資産な割に、債券には多くのリスクが存在します。

債券の役割は、なるべくリスクを避けつつ、ローリターンを得ることです。
そのため、カントリー・信用リスクを避ける意味でも、新興国債券などに資産を集中させることは望ましくありません。

さて、ここで問題が発生します。
リスクを避けるという観点からすると、為替リスクも避けた方が良いのでしょうか?

「為替リスクを取る債券」は、即ち海外債券への投資です。
金利面からいうと、日本債券より海外債券の方が圧倒的に有利なのは言うまでもありません。
しかしそれは、金利というメリットを得るのと同時に、為替リスクも取ることを意味します。

株式で既に為替リスクを負っていながら、債券クラスでも為替リスクを負う。
これは安定資産として正しい形でしょうか?
最近の為替相場を見るに、そんな事を思ってしまう訳です。

とは言え、全てのリスクを排除すると、残る選択肢は超低金利の日本国債だけ。
それならば、流動資産としていつでも動かせるよう、普通預金かMRFに入れておく方がまだマシそうです。

色々悩む所はありますが、ここは1つ

◇貯金のつもりでFX。ただし極々小額の為替取引に留める。

のが、債券クラスとしては最適かな、と行き着きました。
あまりポジションを取りすぎると、為替リスクの塊となり、債券クラスの意味をなくしてしまうのが難しい所です。

これを心に留めた上で、1000通貨単位でちょっとずつ、という形のFXを心掛けたいと思います。


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2007/11/12

東証 韓国ETF導入

ついに東証が重い腰を上げました。

韓国ETFを上場=外国投信第1号−東証

19日に上場予定。
過去データですが、東証上場の際に上乗せされなければ、信託報酬は年0.52%だと思われます。
外国ETF:KODEX 200 ETFのご案内【日興】*PDF)

しかし先は上証50ETF(中国)で、次はKODEX200(韓国)ですか…。
上証50ETFは日本に近くて組成しやすい、という事で理解できるのですが、今ある海外ETFを上場させるのも韓国から、というのは不思議ですね。

しかし、まずは第一歩を踏み出したというのは大きいです。何せ東証の背後には仏リクソーが控えていますから。

今後のラインナップ充実に期待しましょう。


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2007/11/10

巨人動く! イー・トレード証券が海外ETFを2つ追加

先の記事で

◇イー・トレード証券さんの海外ETFに関する動きが見えない

という事を書きました。
それを読んでの事では勿論ないでしょうが、とうとうイー・トレード証券が動きました!

iShares S&P Global 100 Index Fund(11/16〜)
トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン(11/16〜)

この2本のETFが11/16から新規取扱いとなります。

iShares S&P Global 100 Index Fundは、これ一本で先進国への投資が可能なユーティリティETF。
管理費用は0.40%。過去成績はIVV+EFA/2となります。
管理費用はIVVとEFAの平均値に劣りますが、一本にすることで購入・売却手数料が節約できるという長所もあります。

トラッカー・ファンド・オブ・ホンコンは、先進国と新興国、両方の特徴を備える香港を代表する33銘柄に投資するETF。
特徴としては0.05%〜0.10%という、超低額な管理費用。
この管理費用は、純資産額が増える毎に減っていきます。

ついに巨人が動いた、といった感じです。
これを機に、一気にラインナップを増やしてほしい所です。


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2007/11/09

体調不良…

昨今の株式・為替相場と合わせるように?、久方ぶりに大風邪を引いてしまいました。

暫く情報が入らない間に、株価は大幅続落したみたいですねー。特に日本株式市場は6日連続落とか。
第二弾サブプライム問題がまったく収束しないみたいで、暫く静観せざるを得ない状況のようです。

来週明けの月曜日は米国市場がお休みです。
ポジション調整がさらに進むかもしれませんので、お気をつけあれ。

今週末はじっくり静養。
寝ながら来週の投資計画を立てるとします。


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